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弛緩性麻痺だけど拘縮しているという現象

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弛緩性麻痺だけど拘縮しているという現象
 
Q:筋麻痺、筋萎縮の患者様は変形徒手の対象になりますか?
この様式を見ていると、変形徒手の対象は関節拘縮のような気がするのですが…
 
 
 
とのご質問を頂きました。
 
 
基本的に変形徒手は関節拘縮に対して行うものですので関節拘縮がある事が条件になります。
 
 
ところであなたは関節拘縮の定義を知っていますか?
 
 
関節拘縮とは
正常な関節はそれぞれ一定の可動域をもっているが,これが制限され,屈曲や伸展が困難になる状態をいう。
 
 
病理学的には関節包,靭帯,筋肉,筋膜,皮下組織,皮膚などが線維化することによって,伸展性を減じている状態である。
 
 
原因としては脱臼,骨折,関節炎,やけど,中枢神経麻痺による筋肉の短縮,長期間の関節固定などがある。
 
 
出典
コトバンクブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説より引用との事です。
 
 
ちなみに
複数の文献で関節拘縮の定義が書かれていましたが
若干の差はあるものの
「器質的変化によって生じた ROM 制限が拘縮の定義」という部分は
ほぼ共通しているようです。
  
 
関節拘縮というと
あなたが真っ先に思いうかべるのは
 
 
脳梗塞
脳出血などの
脳血管障害後遺症がイメージしやすいかもしれません。
 
 
しかし
実際には上記の定義通り
 
 
関節包,靭帯,筋肉,筋膜,皮下組織,皮膚などが線維化することによって、器質的にROM制限がある状態という事なので
 
 
脱臼したままほったらかしにしたとか
廃用症候群で動きが無とか
なんらか動かせない状態や
ケガをして組織の修復過程で線維化したとかで
伸展性を減じるなんて状態は
脳血管障害後遺症以外にもある訳です。
 
 
では
弛緩性麻痺はどうなのか
 
 
弛緩性ということだから
拘縮ではなく
 
 
緩んでるから可動性が逆に出てしまうんじゃないか?と思われる方がいるかもしれません。
 
 
しかし臨床では
弛緩している関節と
拘縮している関節が
混ざっているという事に遭遇します。
 
 
例えば
ギランバレー難治例の弛緩性麻痺では
 
 
四肢が
ぶらんぶらんして
弛緩しているのですが
 
 
手関節や肩関節
足関節など
可動域制限があります。
※症状には個人差があります。
  
 
弛緩して筋収縮が長期間起こらない事ことによって
筋・筋膜・腱・靭帯などが変性し
 
 
手根骨間関節の運動が阻害されたり
橈骨手根関節で運動が阻害されたり
肩関節周辺の筋委縮により肩甲上腕リズムが崩れて関節包内運動が上手くいかず可動域制限が起こったり
そのまま使わず廃用性萎縮がおこって組織が変性したり
※症状には個人差があります。
 
 
先ほどの関節拘縮の定義に当てはまってまることがあります。
  
ALS(筋委縮性軸索硬化症)や
筋ジストロフィーなども
実際に診た経験がない先生でしたら
委縮とか筋が弱るというイメージがあるかもしれません
  
 
臨床の現場では
筋委縮の結果
局所的に収縮しない筋などが
長期安静状態になるので
 
 
肩関節や
足関節が
拘縮している事があります。
 
  
つまり
関節拘縮がないのに
無理やり拘縮ですというのは
もちろんダメですが
 
 
筋麻痺や筋委縮から
関節拘縮があるという事を説明して
 
 
医師先生に
キチンと施術者からご説明をして
納得してもらい
関節拘縮にサインを頂いて
変形徒手をとる事は
出来るという事です。
 
 
そうなると
  
 
施術者側が
説明できるよう
勉強する必要があります。
 
 
また
レセプト通りますかね?という
ご質問も頂くのですが
 
 
上記の通り 
キチンと理由を説明できれば
良いかと思います。
 
 
論破するとか
ムリに返戻を通すとか
ではなく 
  
  
我々がプロとして
素人の保険者さんに
 
 
やさしく教えてあげるぐらいでも
良いんじゃないかと
思いますよ。(^^♪
  
  
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